2011年と2012年に大流行したマイコプラズマ肺炎。
以前、マイコプラズマ肺炎は、4年に1度流行することからオリンピック熱と言われていました。
では、2011年から4年たった2015年は流行するのでしょうか?
マイコプラズマ肺炎の症状や原因をおさらいするとともに、2015年は流行りそうか調べてみたのでまとめようと思います。
マイコプラズマ肺炎の症状は?
マイコプラズマ肺炎とは、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)という細菌に感染することによっておこる肺炎です。
主な症状は、発熱と長引く咳です。発熱や頭痛が3~5日続いたあと乾いた咳がでるようになります。
軽い風邪ににているので、風邪と診断されてしまうこともあるそうです。
また、人によっては、発疹や頭痛、合併症として中耳炎や関節炎も伴います。
マイコプラズマ肺炎の特徴
マイコプラズマ肺炎には潜伏期間があります。
1.感染
2.潜伏期間:2週間から3週間
3.発病期間:1から2週間です。
4.回復期間:長い人では咳が1カ月続くことも・・・
そして、人に感染させてしまう期間は2と3の期間です。
潜伏期間でも人に感染するので、知らず知らずのうちに感染が広がってしまうという危険性があります。
流行の時期はいつ?
例年、秋から冬にかけて流行することが多いです。稀に春にも流行します。
これからの例年流行する時期にはいるので、予防をしっかり行うことが大切です。
感染経路は?
咳などの飛沫感染や、接触感染が多いと言われています。
そのため、小学校や職場、家庭内で感染することが多いです。
どんな人がかかるの?
5歳から35歳が感染しやすく、8、9歳の感染者が最も多いそうです。
予防するためには?
マイコプラズマ肺炎の予防は、手洗い、うがいが基本です。
また、ご家族が感染した場合は、寝室を分けるなどの感染予防も効果的です。
2015年は流行りそうか?
下のグラフは、2015年の東京都のマイコプラズマ肺炎の流行状況です。
出典:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp
2015年は赤の実線で表されています。
このグラフから、2015年の33週から34週は、2011年(オレンジの線)より流行していることがわかります。
今後どうなるかはわかりませんが、流行の兆しはあると思います。
まとめ
予防をしっかり行って、体調が悪くなったらは早めに病院に行きましょう。