2017年7月、東京で雹(ひょう)が降りました。
都内で大粒の雹が降りました.
こんな大きさの氷の塊が空から降ってきたら危険極まりない状況です.降り積もった雹が積雪しているみたい.都内在住の友人が送ってくれました. pic.twitter.com/CIboxliGhz— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年7月18日
夏に、東京で、雹って。
そもそも、雹は、秋から春に振るものなんだと思ってました・・・。
しかも、今年の東京めっちゃ暑いのに(◎◎)
暑くても気温に関係なく雹って降るの?
何か条件はあるの?
色々不思議に思ったので、 今回は、雹が降る原因や条件について調べてみました。
雹(ひょう)が降る理由・原因・条件
なぜ雹が降るのか?
調べたことをざっくりまとめると。
雹が降る原理は、
・雹が降るのは、上空が冷たく、地上が暖かい時。
・地上が暖かいから上昇気流が発生。
・冷たい上空には、小さい氷がある
・上昇気流により氷がぶつかり合い大きくなる。
・大きくなって重くなったから重力に従って落ちたいけど上昇気流があって落ちれない
・上昇気流でも持ち上がらない大きさ/重さまで成長
・雹となって落ちる ということでした。
つまり、東京の上空に寒気が流れ込んで、雹が降ったということです。
あと、雹はマルチセルという積乱雲内で成長すること多くあるのだそうです。
詳しく解説してくださっているツイートがこちら。
雹はマルチセルという積乱雲内で成長することが多くあります.マルチセルは不安定な大気の状態で地上と上空で風がズレているときに発達し,雲内に上昇流と下降流がいくつも存在します.すると雲内で成長して落下する霰が積乱雲の上昇流で上空に持ち上げられ,上下運動を通して大粒の雹に成長します. pic.twitter.com/KJPdq0lcqi — 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年7月18日
今回は、東京で積乱雲があったみたい。
関東の雷雨の時間変化.
都心で降雹も発生.発達した積乱雲群はまだあちこちにいます.今夜(18日)にかけて上空寒気の影響で非常に不安定な大気の状態が持続.レーダーを使い倒しましょう.土砂降りの雷雨・降雹になる前に建物内にGOです.https://t.co/FcUYLRjTbe pic.twitter.com/63evjCnQdU— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年7月18日
東京の上空に寒気が流れ込んで、積乱雲発達で雹ってところですかね。
雹(ひょう)に関する豆知識
雹(ひょう)のことを色々調べていて、へ~と思ったことを載せておきますね。
降雹の時の反応
小学生「雹の定義は『
積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊』」中学生「雹は積乱雲で生成、地表付近の気温が高すぎない初夏に多い」
高校生「雹は上昇気流で雲に留まる氷粒が過冷却状態の水滴と衝突し急速に成長する、白いのは結晶が不規則なため」
大学生「うひょー!」
— いにゃゆう化学フレンズ (@biophychemistry) 2017年7月18日
初夏に多いのか、へ~~。
そもそも、夏や冬は、上空と地上の気温が同じくらいなので、雹は降りづらいらしいですよ。
【時速100キロ】雹は直径50mmともなると、落下速度はなんと100キロ超え。建物の10階くらいからゴルフボール落とした時と同じくらいの強さ。人は避難すればしのげますが農作物は甚大な被害が出ます。https://t.co/rfdvTFFkcf pic.twitter.com/wB44XNdUrn
— ウェザーニュース (@wni_jp) 2017年7月18日
空からゴルフボールがたくさん降ってくるって危ないですね!
すぐに建物の中への非難が必要です(><)
雹を輪切りにした写真がこちら.雹は,積乱雲内で成長して落下する霰の表面が0℃高度より下で融解→積乱雲の上昇流で0℃高度より上空に再び持ち上げられて再凍結→雲粒捕捉成長して落下の繰返しで成長します.そのため樹木の年輪みたいな層構造があります.「雲の中では何が起こっているのか」より. pic.twitter.com/RBgtfDheks
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年7月18日
年輪みたいになってるのか。
まとめ
今回は、雹が降る原因や条件について調べてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。